第27回一期一会の基本情報
開催日時 | 2011年10月24日(月)午後6時30分 開始 |
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開催場所 | 銀座交詢社 10F会議室 |
講演者 |
東京大学名誉教授、秋田県立近代美術館館長 河野 元昭 氏 |
講演テーマ | ”なぜ美術史家なんかになったか?「宗達・光琳との遭遇」” |
講師紹介
氏名 |
河野 元昭 氏 日本美術史学者。東京大学名誉教授。秋田県出身。近世美術が専門。 美術専門誌『国華』主幹。 |
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略歴 |
•1967年03月 東京大学文学部美術史学科卒業 •1970年03月 東京大学大学院人文科学研究科美術史学専門課程博士課程中退 •1970年04月 東海大学教養学部専任講師 •1971年10月 東京国立文化財研究所文部技官 •1979年09月 名古屋大学文学部助教授 •1985年04月 東京大学文学部助教授 •1992年04月 東京大学文学部教授 •1995年04月 東京大学大学院人文社会系研究科教授 •2006年03月 定年退職 •2006年04月 秋田県立近代美術館館長 •2006年06月 東京大学名誉教授 |
著書 |
•日本美を語る 第9巻 絢爛の装飾美 琳派絵画と障壁画 辻邦生共編 ぎょうせい 1989 •新編名宝日本の美術 第26巻 大雅・応挙 小学館 1991 •江戸名作画帖全集 2 玉堂・竹田・米山人 文人画2 駸々堂出版 1993 •日本水墨名品図譜 第4巻 狩野派と琳派 毎日新聞社 1993 •日本水墨名品図譜 第5巻 蕪村・大雅の時代 毎日新聞社 1993 •水墨画の巨匠 第14巻 竹田 中村真一郎共著 講談社 1995 •北斎の花 葛飾北斎 小学館 2005 |
講師紹介 |
今回の一期一会は、美術史家として世界的にも著名な、東京大学名誉教授 河野 元昭さんに、一期一会の講師をお願いする事に成りました。 代表世話人である鈴木と同い年であり、河野さんとは、長いお付き合いになります。 私が沖電気の新入社員であったとき、河野さんは東京大学の大学院の学生でした。 技術者に高い価値を置いていた当時技術屋の私から見て、東大の大学院まで行って美術を勉強していると言う同年輩の人間は、 まるで異星人のように感じられ、同じく東大大学院生だった八重樫さん(以前 一期一会でお話いただいている)と3人で色々雑談したのですが、 全ての話が新鮮であり興味深いものでした。 河野さんにとっても、当時何事にも興味深々であった同年輩のコンピューター技術者の鈴木に興味を持たれたのでしょう。 深いお付き合いは、有りませんでしたが、それ以来長いお付き合いを戴き、気がつくと、お互い定年に成っておりました。 河野さん、八重樫さん共に、私立の大学の先生を引き受けておられ、私も未だ現役でしたが、少し時間的余裕も生まれ、 その頃から、再度、時々会食などのお付き合いが、再開し、時折楽しい時間を過ごしています。 (その後、私までが、大学で教える事になるとは、思っても居ませんでしたが・・・) 河野さんは、学者として勿論立派な実績を沢山残されているのですが、お人柄は学者と言うより、むしろ豪放磊落といった風情で、 お酒がお好きで、飲むほどに、酔うほどにべランメイ調に成ったり、楽しい話題が何時も豊富です。 また、新しい事への挑戦もお好きで、秋田県立近代美術館館長として、定期的に館長の講話会を始められたり、 美術館のホームページに、“館長のつぶやき“を載せたりしておられます。 (あんまり、本音を言い過ぎるという事で、本人の言いたい通りにホームページに載ったことは無いそうで、必ず誰かに手を入れられてしまう・・・との事です。 興味の有る方は、是非ヒットしてみてください) 勿論、沢山の講演をされてきておられるわけですが、一期一会は講師の人生を語り、講師の行き方を学ぶ場であるわけですので、 今回は、ご専門の話は勿論ですが、ご自身のことを語っていただくよう、世話人からお願いしています。 “大したことしていないので話すことが無いよ”“そんな話はしたこと無いからなー”などと、不満そうながらも講師を引き受けていただきました。 聴講する我々にとっては、滅多に聞けない話が伺えそうで、楽しみです。勿論、専門の分野に関するお話や、質疑などもお受けいただきます。 素晴らしいお人柄ですので、色々聞いてみてください、楽しいお話が聞けると思います。 どうぞご友人等でご関心の有る方をお誘いあわせの上、多数ご参加下さい。 |