第53回 一期一会レポート|若者と熟年・異業種交流会

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第53回一期一会の基本情報

開催日時 2019年1月19日(土)午前10時30分 開始
開催場所 銀座交詢社 10F会議室
講演者 鈴木 優美 氏

福祉研究家
講演テーマ デンマークにおける保育と教育


講師紹介

氏名 鈴木 優美 氏
講師略歴 1977年 東京生まれ
2000年 津田塾大学学芸学部卒業
2002年 東京大学教育学研究科修士課程修了
2002年 (デンマーク)ロスキレ大学教育学・心理学研究科博士課程進学(単位取得退学)
2010年 『デンマークの光と影 福祉社会とネオリベラリズム』を著す
2017年 福祉・教育と関わって勤務する傍ら、デンマークと日本の間で文化・コミュニケーション・コンタクトとつなぐ窓口として、*Madogucci*(マドグチ)を設立
2017年 著バルト・スカンディナヴィア研究会 ほか編『北欧文化事典』(丸善出版 2017年)
2018年 小寺隆幸編著『主体的・対話的に深く学ぶ算数・数学教育 コンテンツとコンピテンシーを見すえて』(ミネルヴァ書房 2018年)など
講師紹介  今回の講師鈴木優美さんは東京大学大学院修士課程修了後、福祉大国、世界で最も幸せな国と言われるデンマークに熱望して学生時代から渡り、デンマーク最古の歴史を持つロシュキル国立大学へ進学し大学院博士課程を修了後も現地にとどまり、その後現地の方と結婚し一児の母となる。今年でデンマーク在住約17年に成る女性である。
 女性も働くことが当たり前の国で、子育てをしながら学者として研究活動をしたり、学会論文も日本語、英語、デンマーク語で発表している。日本からくる研究者の連絡窓口も引き受けているようで、いつも忙しく飛び回っている。
デンマーク語が流暢に話せる日本人として日本国在デンマーク大使の通訳務めることもありラジオ、テレビ等で時々日本の紹介などもしているとか??

 本の執筆も精力的に行っており、日本語で最初に出版した“デンマークの光と影”は福祉国家デンマークを研究する日本人によく読まれているようである。
少し前までは、日本で出版されているデンマークの本と言うと福祉の専門家と言う方が短期間デンマークを訪問し先進的な活動を取材して書いたものが多く、理想の国のように書かれていたのが殆どであった。そのため、デンマークの福祉国家の負の部分にも詳細に切り込んだこの“デンマークの光と影“は専門家の方の中には、酷評する人も出たそうである。当時殆どのマスコミが注目していなかったイスラム難民の問題など、現地に住まなくてはわからない問題もしっかり述べている、興味深い著作である。
 日本人でデンマークを知らない人はあまりいないが(アンデルセンの生まれた国、福祉大国、チーズや食肉、ハムなどの酪農品の生産国と言った程度であろうか?)
デンマークは先進国であり、工業国としてもいくつかの世界一を持っている等と言った多少なりとも詳しい情報を知っている日本人は大変少ないように思う。
デンマークの総人口は600万人弱、国土面積は点在する島々を加えても九州ぐらいの面積である。この小さな国の国民が世界一幸せな国と感じているわけで、高齢化福祉社会を迎えている日本にとって、大変興味深い国である。
 今回の講師である鈴木優美さんはこの国に魅せられ、2002年にデンマークに住み始めて今年で17年に成る訳である。
観光などで知られているデンマークでは無く、実際に長く暮らしてみてわかってくることも多いと思われる。今回は、福祉と育児に焦点を当てて建前でない実際に基づく話を聞かせてもらえると思われる。

 2005年1月に開始した一期一会も来年1月は14年目に成る。今回の講師鈴木優美さんは代表世話人鈴木威一の長女である。私は4人の子宝に恵まれ、現在はそれぞれが独立して自分の生活を営んでいる。つい先ごろまで4人の内3人が海外で暮らしている事は何度か一期一会の会の時もお話している。
多くの皆さんのおかげで続けてきた一期一会は、鈴木威一のライフワークで有ると言う方も居るのであるが、始めた切っ掛けは当時大学の授業に飽きて、辞めたいと言ってきた次男と親父の会話から思いつき、次男に世の中の素晴らしさを知って欲しく、試みに世界で活躍してきた叔父さんに話をしてもらったのが第1回である。
次男はまだ学生で数人の仲間とグループを作っており若者と熟年の交流の場を作り、双方がウィン・ウィンで影響しあえる異業種交流の場が有ったら、ぜひ参加したいと言う要望を聞いたのである。私は定年後間もないころで、同年の仲間たちが近ごろの若者は全く我々の話を聞こうとしないと言って、嘆いているのを知っていたので、作ったもので、会の名前を“一期一会”にしようと言ったのもこの次男だったのです
 それ以来14年、色々な人生の達人にお願いして講演会を続けてきました。長男は日本に在住している間は殆どの会にも参加してくれサポートしてくれました。家内も身体を壊して現在は参加していませんが、ある時期は受け付けや会見係をやってくれました。
 そして、たまたま一期一会の状況を家族で話すことがあり、私の子供からも将来一期一会で呼んでもらえるように成ったら良いなと言う声が出る事もありました。私も親父がやっている会ではやりにくいだろうが、そのような時期が有ったら嬉しいことだなと思っておりました。
その意味では、今回は代表世話人である鈴木にとっても特別な会となります。
 鈴木優美さんは津田塾大学で国際関係学を学び、東京大学大学院で福祉、ジェンダーを学び、さらにデンマークヘ渡り、デンマーク最古の国立大学であるロシュキル大学の博士課程で学んできました。親ばかで恐縮ですが、今回の講演は他では聞けない政治体制を含む大変深い話が聞けると思います。
新春初の一期一会として、福祉に関心の深い年配者の方はもとより特にこれからの日本を創っていく若者にも是非聞いてもらいたい話です。
人生の達人である今までの講師に比較すると、あるいは表現は稚拙かもしれませんが、デンマークだけでなく 日本への強い情熱と愛情をもって話をしてくれると思います。
多数の方の参加を期待しています。


一期一会 代表世話人
鈴木 威一






皆様のサポートのおかげで、一期一会も57回を数えるに至りました。
本当にありがとうございます。
代表世話人 鈴木 威一
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