第55回一期一会の基本情報
開催日時 | 2019年11月9日(土)午前10時30分 開始 |
---|---|
開催場所 | 銀座交詢社 10F会議室 |
講演者 |
長谷川 順持 氏 長谷川建築デザインオフィス 代表取締役 一級建築士 |
講演テーマ | ―察し・問い・想像し・共奏する― 豊かな人生に貢献しうる建築環境を目指して |
講師紹介
氏名 | 長谷川 順持 氏 |
---|---|
講師略歴 |
日本建築家協会|建築家資格制度|登録建築家 2001~2015 東京都市大学(旧、武蔵工業大学)建築学科の講師を歴任 2016~ 東京モード学園|創作デザイン講師 2009~2011 日本建築家協会・中央地域会/東京都中央区 代表 2010~ 建築家住宅の会 理事 神奈川県横浜市生まれ 武蔵工業大学建築学科入学(現在、東京都市大学)。建築家広瀬鎌二氏に師事。歴史環境と現在都市の共存・活性的関わりの研究に携わる。 国内の国宝・重要文化財調査を通し歴史的建築物の仕組みを学習。現在開発を進める「森の小径木の家|ピースハウス」もこの古建築の仕組みを活用している。 「どまだんシステム」のコンセプト|木造の構造体を長期に耐久力維持する原理と仕組みづくり|が開発されたのも、この古建築との出会いが発端といえる。 設計修行は建築家吉田桂二氏/連合設計社市谷建築事務所 に師事、薫陶を受け、伝統的木造による住宅建築を多数設計監理する。同時に、教育施設(学校法人高輪学園)、文化施設(古河歴史博物館・飛騨の匠文化館)、 高層オフィス(お茶の水・トーア再保険本社ビル)、集合住宅などの設計監理にも幅広く関わることとなる。長谷川オフィスのプロジェクト が、住宅を基点に広がりをもっているのは、修行時代の設計経験の賜物といえる。 これまで省エネルギー指向かつエコロジカル建築づくりを指標とする企業の教育顧問を多数歴任。温熱環境の視点から建築環境づくりに関わること20余年の歳月を経た。 設計あるいはデザイン分野を越えて「建設する」分野/つくり手の方々/との深い次元の取り組みが、現在の設計技術に結ばれている。 一般の方々に向けた各地での講演活動は200を超える。 建築一般誌での執筆活動も多数。 |
講師紹介 |
一級級建築士、長谷川建築デザインオフィス株式会社、代表取締役 長谷川さんはご自身の建築事務所を経営し成功されている建築家である。 門外漢の小生の直感でいえば 特に木質感を大切にしておられ モダンな中にも温かさのあるデザインが 長谷川さんの特徴のように思われる。沢山の建築賞を受賞しておられ素晴らしい建物を沢山世に送り出してこられた。Lixilの賞なども受賞されていて 建築家として大活躍されている方である。 社長さんとして、このデザインオフィスをどのように経営してこられたかをお聞きするだけでも 悠に 講演時間が不足だと思われるのだが・・・・・。 しかし長谷川さんの活動は多岐に及んでおり その どれもで非常に高い物を目指しているように見える。 具体的に述べてみよう 長谷川さんは 音楽家でもある。ご自身のバンドを持っており バンドリーダーでもある。 さらに 大学や専門学校で教鞭も とられている。 数年前まで 東京都市大学の工学部建築学科で 講師をしていたそうであり 現在も東京モード学園でデザインの指導をされている。 さらに発明家として 土間だんシステムを開発され、特許を取得して その普及活動を行っている。 特に最近 注目されているのが 長谷川さんの強みである 建築家、音楽家、発明家の知識を駆使した 音楽家が住みたいマンションを設計 施工され 成功され 話題に成っている。 最近 同様なコンセプトの 次の注文も入り 第2、音楽家マンションの設計も始めていると言う。 音楽家にとって 音の問題は死活問題である 近隣との騒音問題 練習環境の確保 自分の出す音の確認 などが有り 都心でこのような環境を得ることは 大変困難な事であった。 長谷川さんが 八丁堀に作られた」音楽家向けマンションは 地下に音楽ホールが作られていて マンションの住民は自分の部屋から ホール入口へ専用エレベーターでいつでも行けるようになっているのです。 ホールには グランドピアノが常備されており 時々ここでコンサートも行われている様です。 大きな楽器も部屋から段差なく 台車ごとエレベータで運べるので 大変喜ばれている様です。 音楽家にとって自分のスタジオを自宅に持つことは 夢でしょうが 現実にそれを実行出来る方は ほんの一部の大金持ちだけだった訳で この音楽家専用マンションは とても良いアイデアであると 思います。音楽家としての長谷川さんがいろいろ意見を言ったのでしょう。しかし 現実にはきむづかしい 芸術家を集め同じ建物に住んでいただくと言う事は 大変な事だと思います。 自分が音楽家であるからこそ 成功したのではないかと思います。 最近 一期一会では 建築家の方の講演は実現しておりません。 今回の長谷川さんは とても楽しそうに仕事をしておられ 遊びも仕事のように 仕事も遊びのように 何事にも前向きで 挑戦する 生き方上手な方 だと思います。 土間ダンシステムと言う 長谷川さんの特許は 新築の建物だけでなく 古い建物にも 有効で 文化財の建物保存の際なども活用が期待されます。 エコを考慮した 人間にも 建物にも優しい 長持ちする家 作りの様です。 待ったなしの地球温暖化を止めるには エコの考え方は とても大切な視点でしょう。 儲けよりも 人々がよりエコに生活できるよう 土間を活用する方法の様です。 専門家ではない私には 良くわかない点もありますが エネルギー消費を減少させ 人間の健康 快適性に寄与する 考え方は 素晴らしいものだと思います。 今回は 難しい専門的な話でなく 長谷川さんがどの様な生き方をし 何を大切に思い、どのように生きてきたか とても楽しい話が聞けそうな気がします。 学生の講義の時も丁寧な説明を心がけているという事で 学生の評価も高いと聞いています。 経験豊富な 長谷川さんに 懇親の時間に ご自宅の住宅の改良 デザインのポイント 等の 問題をお聞きするのも 面白いかもしれません。 学生も 年配者も楽しめる講演に成ると思います。 多くの方の参加をお勧めいたします。 一期一会 代表世話人 鈴木 威一 |