第38回 一期一会レポート|若者と熟年・異業種交流会

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第38回一期一会の基本情報

開催日時 2014年7月26日(土)午前10時30分 開始
開催場所 銀座交詢社 10F会議室
講演者 矢澤 猛(やざわ たけし)氏
講演テーマ “―ビジネスも、スポーツと同じく自分に厳しく信念を持って一生懸命だった!―”


講師紹介

氏名 矢澤 猛(やざわ たけし)氏

  日本テニス協会 理事
  元 ソニー㈱
略歴 昭和24年 東京 生まれ
武蔵工業大学工学部電気通信工学科昭和47年卒業
卒業と同時に Sonyに入社

職務経歴 その1
  1. ビジネス経営(ソニーにて約10年)
    1)データ・ストレージ・ラボの立ち上げ
     世界初となる書き換え型光ディスク(5.25'MO)の設計開発業務に2年間従事した。
     この商品のビジネス立ち上げのためコロラド州、ボルダー市にデータ・ストレージ・
     ラボ(DSL)を設立した。DSL所長として、企業としてのファンクションを揃え、
     当初はHP社とのOEMビジネスやシステムインテグレーターへの販売を成功させ
     た。
     その後システムビジネス構築のためソニーでは初めてとなる海外での新技術による
     MOジュークボックスの商品開発をスタートし、その商品化を成功させた。
     日本人は私一人で社員は全て現地にてソニー外部から募集し、総勢約28名の
     プロジェクトをマネージした。
    2)米国でのAIBOビジネス
     AIBOの商品開発の後、米国でのロボットビジネス立ち上げのためカルフォルニア
     州、カルバーシティにエンタテイメント・ロボット・アメリカ(ERA)を設立し、
     その代表責任者として販売、修理などセールスマーケティング業務に従事した。
     ソニーで初めてのインターネット販売システムの構築から販売、修理、経理、人事
     など一つの会社としての機能を組織し、ソニーでも初となる米国4大ネットワーク
     が様々な番組で取り上げるなど、米国内でのロボットブームを引き起こした。

  2. プロジェクトマネージメント(ソニーにて約8年)
    世界でもトップクラスの新しい技術の開発と同時に商品化プロジェクトをプロジェクトリーダーとして、ビジネスマインドと技術的な専門知識によって、マネージメントを成功させてきた。主な商品化プロジェクトは以下の通り。
    1)デジタルオーディオレコーディング開発プロジェクト 商品名;PCM1610
     世界初のレコーディングスタジオ用デジタル録音システム
    2)光ディスク開発プロジェクト  商品名;SMO-E501
     世界初の5.25インチ書き換え型光ディスクドライブ
    3)MOジュークボックス開発プロジェクト 商品名;OSL-2000
     ソニー初の海外設計モデル、5.25インチMOジュークボックス
    4)インクジェットプリンター開発プロジェクト 商品名;IJP-V100
     ソニー初の多機能型インクジェットカラープリンター
    5)AIBOプロジェクト 商品名;ERC-210
     世界初の4足歩行型ロボットの商品化

  3. 電気商品開発・設計(ソニーにて約10年)
    アナログとデジタルの電気開発設計エンジニアとして幾つかの特許取得、デジタルオーディオ、光ディスク等のフォーマット開発にも貢献した。

  4. 役員業務 日本テニス協会(日本テニス協会にて約12年)
    (公益財団法人)日本テニス協会会長室長、理事、トーナメント本部長、ジャパンオープン本部長、広報委員長、実業団委員長等を歴任し、運営改革、体質改善等を行い運営基盤を構築した。

  5. 会社経営業務(ユカイ工学にて約3年)
    (株)ユカイ工学にて取締役会長職として会社のスタートアップ並びに経営マネージメントに携わり、設計開発業務委託並びに自社ブランド製品の開発、製造、販売を行っている。

  6. その他
    コロラド日本企業懇話会(商工会議所)の会長、デンバー日本人学校の校長、日米協会役員などを約6年の間、歴任し、地域社会、異文化との交流を積極的に行い、社会貢献に勤めた。

職務経歴 その2
  1. 日本テニス協会会長室室長(約9年)
    1)日本テニス協会会長の補佐役
     公益財団法人としての役割の認識とその運営マネージメントの補佐を実行し、
     組織的、人事的、財政的な改善を行ってきた。また専務理事へのアドバイス等、
     実質的な執行業務に関与し、当初赤字体質であったものを黒字体質に変革し、
     また不慣れであった国際テニス連盟など海外組織との活動も円滑に行えるような
     組織構築、並びに各本部、各委員会の職務と権限などを明確にし組織的な活動を
     行えるような体質構築を進めた。
    2)日本テニス連合の運営と各地域テニス協会との連携
     日本テニス協会の協力団体である日本プロテニス協会、日本テニス事業協会、
     日本女子テニス連盟との共同組織の運営を行う。当初はスーパー連合会という
     名前で、それぞれのトップを招集して会合を開き、日本のテニス界発展のために
     様々な意見交換を行い、そのまとめ役を推進してきた。後に日本テニス連合
     という組織に変更し、単なる情報交換の場から、具体的な方針の決定や作業を
     出来る組織として日本のテニス界を牽引できる組織にしてきた。
     その他9地域にある各地域テニス協会並びにテニス参加団体との情報交換や
     運営改善についてサポートしてきた。

  2. ジャパンオープン本部 本部長、副本部長、委員(約10年)
    当初は観客動員数が2万5千人であった大会を現在は8万人を超える大会に成長させ、日本テニス協会の最大の収入源となるような運営基盤を構築してきた。
    また観客動員のみならず施設の改良、選手サービスの向上等をマネージし、トップレベルの国際大会として海外からも認められるようになってきた。このような活動を通じ、 日本におけるスポーツマネージメント、スポーツマーケティングの重要性を実務レベルで体験し、それを後継者に引き継いできている。

  3. 実業団委員会 委員長(約4年)
    国内における日本テニスリーグ、日本実業団全国大会、全国ビジネスパルの3つの大きなイベントを運営し、 日本における実業団テニス大会の推進活動を行い、各企業との連携により企業でのスポーツの重要性を認識していただき、 働きながらスポーツを楽しめる環境造りを推進してきた。

  4. その他(約10年)
    日本テニス協会理事待遇、キャリアサポート部会部会長、広報委員会委員長、危機管理委員会副委員長、 学生強化委員会、公益法人化対策委員会、テニス人口等環境実態調査プロジェクトチームなどの各委員を担当し、 日本のテニス界における様々な分野での活動を推進してきた。また日本体育協会、日本オリンピック協会等スポーツに携わる日本のトップ団体、 並びに全日本学生テニス連盟、全国高等学校体育連盟、全国中学校テニス連盟、 全国高等専門学校体育協会など全国の学校関係の団体などとの交流を深め、 各団体との連携した活動などをコーディネートしてきた。
講師紹介 今回の講師 矢澤 猛氏は 株式会社ソニーで多くの全く新しい事を手掛け、成功に導いてこられた方です。
ソニーの様な大企業に就職した多くの方は、大企業の持つ安定した仕事に就くことになります。
しかし、少数ではありますが、新たな事に次々とチャレンジし、新規事業を立ち上げながら、企業人生活を送る人もいます。
矢澤さんは、この少数派の人生を選択されて来た方で有ります。

元々Sonyと言う会社は業界のモルモットなどと呼ばれ、人のやらない新しい事に常に挑戦してきて、その成功の積み上げで今の様な大企業になった訳です。
そして大企業になったSonyの社員はあまりリスクの多い製品開発は行わなくなったように思われます。
製品の持つユニークさは有りますが、それは他のメーカーとて同じ事です。
矢澤さんは、世界で初と言う製品を色々な立場で扱ってこられたようです。
書き換え型光ディスク、MOジュークボックス、かわいいロボット アイボ、などです。
海外での拠点作りもされています。

大企業に入社して、主に新規開発の仕事に従事して来られた、技術者の生活とはどのようなものだったのか?
どのような苦労があり、どのような面白さが有ったのだろうか?
矢澤さんは 世界初の新しいビジネスにかかわりそれをグローバルに展開すると言う、もっともSonyらしい仕事の仕方をされてきた方だと言えると思います。
定年になって、今思う事はどんなことか?
今若い人に伝えたい事は何か?お聞きしてみましょう。

仕事を成功させながら、スポーツでも我が国トップのスポーツ界の要人として活躍されてこられた秘訣は何だろうか?
スポーツの役員はどんな面白さがあるのだろうか?
テニス界の裏話も聞けるかもしれません。
Sonyを定年退職された現在もテニスの役員として世界中を忙しく飛び歩いておられるようです。
確か 錦織圭選手もSonyの盛田正明氏(テニス協会会長)が育てた選手ですよね。
若い人も熟年者も興味が持てる、とてもグローバルで挑戦的なご経験を情熱を持って語って頂きます。

どうぞご友人等でご関心の有る方をお誘いあわせの上ご参加下さい。






皆様のサポートのおかげで、一期一会も57回を数えるに至りました。
本当にありがとうございます。
代表世話人 鈴木 威一
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