第17回一期一会の基本情報
開催日時 | 2009/04/18(土)15:30~ |
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開催場所 | 銀座交詢社 10F会議室 |
講演者 |
田中 稔子氏 (独自の平和活動を続ける七宝工芸家) |
講演テーマ | 「ART de PEACE・七宝でメッセージは伝わるか?」 |
講師紹介
氏名 | 田中 稔子氏 |
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七宝作家歴 |
1960年代 斎藤桂一氏より彫金七宝を6年、若山裕昭氏より金工を10年間学ぶ 1978年 日本現代工芸美術展初入選(以後受賞一回、入選27回) 1979年 日展初入選(以後16回入選) 1981年 広島市長よりローマ法王に作品献上 ロサンゼルスにて在米被爆者支援の日米親善七宝展主催 1984年 フランス、リモージュ市立美術館作品収蔵 1989年 公募「ひろしまの美術」初入選 1990年 大阪花博、政府館招待出品 1991年 広島文化デザイン会議、屋外モニュメント制作 1992年 ワシントン州立大学芸術学部、夏季セミナー講師 米「グラスオンメタル誌」表紙と特集で紹介 1994年 広島県美術展、大賞受賞 1996年 国際七宝日本展審査員、同展広島展主催 2007年 日展会友、現代工芸本会員を経てフリー作家に アートスチューゼントリーグニューヨーク サンディエゴ州立大学芸術学部・テネシー州アロウモント 美術工芸学校・東京芸大等の夏季講座で学ぶ 米、国際エナメリストソサエティー評議員(3年間) 中国新聞文化センター講師 ぐるーぷみのり主宰 |
原爆ヒバクシャとしての活動 |
言葉に出して証言すればする程「あの惨状は体験者でなくては決して解らない」との無力感があり、言葉による証言より、
むしろ自身の作品を通じて常に底辺に「核」と「人類」の問題を置き、45年以上ずっと考え、訴え続けてきました。 制作のほかに、展覧会や折りある毎に下記のような支援活動をして参りましたが何しろ長い年月の事、 中国新聞社のデータに載っているのに自身は忘れている活動などもあって、 その中から鮮明に覚えているものだけを下記にピックアップいたしました。 1981年7月 広島市本道り 白木屋ギャラリーにて「在米被爆者支援チャリティー七宝展」売上全額寄付。 1981年8月 アメリカ、ロスアンゼルス日米文化会館にて「在米被爆者支援チャリティー展」開催。売上全額(100万円)を寄付。 1985年夏 原爆アニメ「はだしのゲン」ほか400冊を渡米持参。在米被爆協を通じ、アメリカ各地の学校の図書館に寄付。 1986年~ 個展、主催展の度ごとにチャリティー部門の利益を全額「広島市平和文化センター」に寄付。(原爆ドーム保存募金等) 2001年9月 アメリカ、テネシー州アロウモント美術学校の国際会議にて、折からのニューヨーク、テロ事件に関し、原爆を例に「暴力の応酬は平和への道を絶つ事。戦争とアートは共存出来ない。」と報復に沸く米国人参加者に勇気を持って訴え、賛同を得る。 2001年12月 「平和BOX七宝展」北海道から九州まで平和をテーマとした賛同作家を募り広島県立美術館にて主催。 2008年09月~ 63回ピースボート、核兵器廃絶折り鶴プロジェクトに招待を受け、世界20カ国を回る。 その他多数 |