第28回一期一会の基本情報
開催日時 | 2012年01月21日(土)午前10時30分 開始 |
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開催場所 | 銀座交詢社 10F会議室及び9F中食堂 |
講演者 |
横内 則之 氏 |
講演テーマ | ”日本の近代史について思うこと” |
講師紹介
氏名 |
横内 則之 氏 元 トヨタ紡織(株)専務取締役 元 トヨタ自動車 本社 調達部長、トヨタ北米統括会社 副社長 |
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略歴 |
1945年 香川県生まれ 1969年 京都大学(法)卒業 1969年 トヨタ自動車(株)入社 情報システム部、人事部、調達部勤務 調達部長(内7年間アメリカ駐在、北米統括会社副社長) 2008年 トヨタ紡織(株)管理部門、海外部門担当専務、常勤監査役を経て退任 現在 豊田市に在住 アメリカ、欧州、中国、アジア等、多くの国でのプロジェクト推進を通じて、それぞれの国民性、歴史観、国家観を知るとともに、多くの戦史跡を歴訪。 その中で、『自分や自国のアイデンティティを持たない者は尊敬されず、信用もされない。自国の歴史と文化を知ることは、グローバルの時代にこそ不可欠なことである』 との思いを強くし、それを伝えるために『学校で習わない日本の近代史(文芸社)』を上梓し、カルチャーセンターなどで講演をしている。 |
著書 |
学校で習わない「日本の近代史」 文芸社
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講師紹介 |
仕事や留学などで海外に長期滞在する日本人もかなりな数になります。 旅行等で短期に海外へ行った時、色々な人との交流を通じて、日本人のあり方を考えた方も多いと思われます。 短期の旅行者でもこの様に感じるわけですので、長期滞在した人は現地の方と交流する機会も多く、表面的でない裏側の状況も見聞きする機会も多いでしょう。 当然多くの事を考える事になります。 世話人である鈴木も始めてアメリカに行った1969年には、先ず 1.何故こんなとてつもなく大きな国と戦争をしたのだろう と思い、 2.自分があまりにも日本の歴史に対して無知であり、 3.一方アメリカ人の殆どはアジアなどに行った事も無く、日本に興味や知識を持つ人はほんの一握りに過ぎないこと、などを知ったのである。 私はその後の海外経験を通じて、国とは何か、民族は、戦争は、宗教とは 等を学び、民族はどのように生き残り、どのようにして滅びたかを知りました。 わが国に関するこれらの多くの事は、日本の学校では全く習う事が有りませんでした。散発的に海外生活の長い友人にあったりすると、こんな話題も何度か話題に成りました。 しかし、私の中では手に負えない課題の一つであり、そのことを更に深堀りする機会は有りませんでした。 ところが、世界1周の船旅をご一緒した横内さんと偶然船のデッキでお話しする機会が有り、横内さんはトヨタを退職後、新規に公開された、日米の外交文書、 アメリカにファイルされている色々な資料を集め、分析しておられる事を知りました。 その後横内さんは、船の中で近代史の講座を開設され、希望者に時々講義をしてくれることに成りました。 出席してみると、見解はユニークであり、論拠は確り、資料集めをしておられました。大変興味深く、お話を聞かせていただきました。 その後この講義資料を基に、近代史の本を執筆され出版されたわけです。 この内容は、私がアメリカ駐在時代に、自分なりに分かってきた事とも合致する点が多く、大変素晴らしいご研究であると思いました。 震災を始め、何重苦にも見舞われている日本ですが、国民は礼儀正しく、困難にもめげず、多くの国民は一生懸命頑張っております。 まずこんな時だからこそ、近代日本の原点に還り、語ることが禁じられていた太平洋戦争の経緯、その真実について、周辺諸国との関係についてなどの認識を深め、 日本人としての誇りを堂々と示して、世界の人に尊敬される日本人として、国難も外交も進めて行きたいものです。 お正月で交流会もゆっくり時間が取れますので、講師の横内さんとも、また、経験豊富なメンバーとも大いに交流を図っていただきたいとおもいます。 横内さんは、企業の経営者として立派な仕事をされてきた方ですが、飾らない人柄で、好奇心旺盛な心の暖かい方です。素晴らしいお人柄ですので、色々聞いてみてください。 楽しいお話が聞けると思います。 年頭に当たって、我々の国と、個人の今後を考える貴重な時間になると思います。 どうぞご友人等でご関心の有る方をお誘いあわせの上、多数ご参加下さい。 |